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ブリッジ治療は長持ちするか??

こんにちは。たしろ歯科医院の田代です。
本日は、ブリッジ治療に関してお話しさせて頂きたいと思います。まず初めにブリッジ治療とはどのような治療方法かを説明します。ブリッジ治療とは、補綴治療で、失ってしまった歯を補う(補綴は補うという意味)治療法の1つです。治療手順としては、両サイドの歯を金属或いはセラミックが入るスペース分削り、その後型取りを行い、完成物を被せていきます。そこで問題となる点は2点あります。1点目は両サイドの歯を削らないといけない点。特に虫歯でない健全な歯を削るとなると侵襲が大きな治療となってしまいます。場合によって神経を取る必要も出てきます。2点目は力の問題です。例えば、前歯が1本なくなったと仮定しましょう。その歯を補うために両サイドの歯を削り、ブリッジ治療を行った場合、本来3本で支えていた力を2本で支える形となります。つまり両サイドの歯に1.5倍の力がかかる計算となります。支台歯(ブリッジの土台)を多くすれば、1本当たりの力を少なくすることが可能となりますが、その分削除量が増えてしまいます。上記の観点からブリッジの10年生存率(セット後10年問題なく機能しているブリッジ)が約60%(個々の口腔内の環境によって変化します)とされています。一方インプラント治療は約90%と有意差を持ってブリッジより高い生存率を示しています。勿論、ブリッジ治療を選択された場合でも20年以上何事もなく機能している症例は多く存在します。なのでブリッジ治療がダメだと言う気はありませんが、データとして生存率に有意差があること、またブリッジ治療の場合、ダメになってしまった場合、両サイドの歯を失ってしまうリスクが存在します。つまり1本の欠損補綴のために3本失ってしまう結果となります。その点インプラント治療は両サイドの歯を傷つけずに治療できるため有利と考えます。当院では国際インプラント学会認定医による安心安全なインプラント治療を行なっております。治療方法等でご不明な点がありましたらお声掛けください。

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